奥戸いろは歯科・矯正歯科

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むし歯がないのにしみる歯

歯がしみてるのに、むし歯じゃない!それはなぜ?

考えられる理由をいくつか説明いたします。

1)楔状欠損による知覚過敏

歯と歯肉の境目は刺激に弱く、歯ブラシの力、かみ合わせの力の応力がかかる刺激を強く受けると絵のように削れて楔状欠損になります。

 

しみる刺激から神経への距離が短くなり、受けやすくなるために症状が起こります。

2)かみしめ、食いしばり、歯ぎしりなどによるもの
通常、歯と歯が接触するのは1日10分未満と言われます。

歯が接触している時間が長いと、歯の周囲の組織が傷つき痛みを感じたり、歯髄への刺激により神経が過敏になり、しみる症状が出やすくなります。

3)歯にひびが入っている

歯を毎日使っていると、見えるひびが入ることもありますが、見えないひびが入っていることもあります。
ひびの部分の深さによって、しみる症状や、痛みとして感じる事があります。

4)歯周炎によるもの

*プラークが付着し歯肉の炎症が起こっていると、刺激を感じやすくなりしみやすくなります。

*歯周病で歯根退縮を起こしたり、治療の過程で、炎症が減ると歯肉の退縮が起こり、しみる症状が起こることもあります。

5)治療後の経過不良(一時的なものを含めて)
虫歯の治療後の刺激による反応で、冷たいものがしみることがあります。

数週間から長くとも数ヶ月で良くなる場合がほとんどですが、稀に症状が残る方もいます。

通常は、少しずつしみなくなりますが、歯髄が不可逆的な反応を起こしてしまうときには、神経の処置が必要になる事があります。

6)違う部位の痛み(関連痛)

口の中では、痛みの部位として、上下を間違えたり、ずれて感たりする事があります。

 

しみる症状には、このように様々な理由が考えられます。

原因によって、必要な処置も変わってきます。

歯を残すために、できる限り侵襲の少ない治療から行うことをお勧めしています⭐︎

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