インプラント治療は、外科手術を伴う、専門性の高い医療です。
だからこそ私たちは、患者様に心から安心して治療をお任せいただくための、譲れない哲学があります。

1. 専門家チームによる高度で安全な医療体制
当院では日本口腔インプラント学会に所属する「専門医」と緊密に連携し、治療計画の立案から手術までを行っています。
「専門医」とは、学会が定める厳しい基準をクリアし、インプラント治療に関する深い知識と豊富な経験を持つと認定された歯科医師です。
一般的な歯科医院では大学病院へ紹介されるような、骨の量が少ないなどの難症例に対しても、専門医が対応することで、院内で質の高い治療を完結させることが可能です。
また、手術への恐怖心が非常に強い方のために、麻酔科の専門医と連携した「静脈内鎮静法」にも対応しています。
点滴によって鎮静薬を投与し、うっすらと眠っているようなリラックスした状態で、気づいたら手術が終わっている、という精神的ご負担を劇的に軽減する方法です。

2. 世界基準の信頼できるインプラントシステム
お身体の中に入れるインプラントは、その品質と安全性が絶対的に保証されていなければなりません。
当院では世界70カ国以上で採用され、トップクラスのシェアを誇る、スイスのストローマン社製のインプラントシステム(ストローマン / ネオデント)を主に使用しています。
世界中の臨床現場で長年にわたって蓄積された豊富なデータは、その長期的な安定性と安全性の証です。
品質に妥協しないこと。
それが、私たちの責任だと考えています。

3. “三次元”で計画する徹底した術前シミュレーション
安全なインプラント手術は、術前の精密な計画なくしてはあり得ません。
当院では、手術の前に必ず歯科用CTによる撮影を行います。
CT撮影によって得られる三次元の立体画像は、顎の骨の厚みや硬さ、そして神経や血管の位置といった、通常のレントゲンでは決して分からない情報を、私たちに正確に教えてくれます。
この膨大な情報をもとに、コンピューター上で、インプラントを埋め込むべき理想的な位置・角度・深さを、ミリ単位で決定します。
この「勘に頼らない、科学的根拠に基づいた手術計画」こそが、安全性を極限まで高めるための鍵となります。
4. 体への負担を少なく抑える精密な手術手技
私たちは外科的な侵襲、つまり患者様のお身体への負担を可能な限り小さくすることを常に心がけています。
そのために、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や電気メスといった設備を駆使します。
マイクロスコープの拡大視野の下で手術を行うことで、歯茎の切開範囲や骨を削る量を少なく抑えることができます。
また電気メスは切開と同時に止血を行うことができるため、手術中の出血が少なく、術後の痛みや腫れを軽減し、傷の治りを早める効果が期待できます。
5. 30年後まで見据えた治療計画
インプラント治療は人工の歯を入れて終わりではありません。
そのインプラントが、長期にわたって安定して機能し続けるためには、お口全体の健康が不可欠です。
私たちはインプラント治療を行う前に、まず歯周病などの問題があれば、その治療を徹底して行います。
そして治療後も、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を防ぐための、定期的なプロフェッショナルメンテナンスが絶対に必要です。
お口全体の健康を生涯にわたってサポートしていく。
それが私たちの役割です。