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【栄養】「健康寿命」と栄養と歯と。

こんにちは!

東京都葛飾区の奥戸いろは歯科・矯正歯科

管理栄養士🥗の横田です🌸

「歯」と「栄養」に焦点を当てた記事を今月も書いていきます!よろしくお願いします⭐️

今月は「健康寿命」です。栄養と歯とどのように関係しているのでしょうか?

健康寿命と歯科

 そもそも健康寿命とは何?平均寿命と何が違うの?栄養との関連は?歯科との関連は?

たくさん疑問が浮かぶかと思います。

 

 

 

 

 

 

「健康寿命」は2000年にWHOが提唱しました。平均寿命と異なり、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。

つまり、平均寿命と健康寿命との差は、生活するのに障害のある、制限のある、いわば健康でない期間といえます。平成28年の調査では、男性で8.84歳、女性で12.35歳の差があるというデータが出ています。この差を縮めることが重要であるといえます。

 では、健康寿命を延ばすための取り組みにはどのようなものがあるのでしょうか?具体的な取り組みはエビデンスに基づいて提唱されています。

健康寿命に関する項目として、喫煙・飲酒・食事・体格・身体活動・心理社会的要因・感染症・健診・検診の受診と口腔ケア・成育歴・育児歴・健康の社会的要因があげられます。

 この項目の中で栄養学と関係あるのは食事・体格、歯科と関係あるのは口腔ケアが当てはまります。食事の目標として、「年齢に応じて、大過ぎない、少な過ぎない、偏り過ぎないバランスの良い食事を心がける。」ということがあげられています。体格の目標については「やせ過ぎない、太り過ぎない。ライフステージに応じた適正体重を維持する。」とされています。

ここまでは皆さんもご存知で予想通りかと存じます。

 では口腔ケアは健康寿命の延伸にどのように関連しているのでしょうか?

細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯茎(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気『歯周病』。この歯周病があると、2型糖尿病のリスクが増加します!

 

 

 

 

 

なぜ、歯周病があると2型糖尿病のリスクが増加するのでしょうか?

歯周病のポケットから炎症に関連した化学物質が血管を通じて身体中に放出されます。この化学物質は、身体中で血糖値を下げるインスリンを効きにくくします(いわゆる”インスリン抵抗性”)。そのため、2型糖尿病を発症・進行しやすくします。

また、口腔内を健康に保つことにより、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などの心臓・脳血管疾患、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、メタボリックシンドロームなどを予防できる可能性があるといわれています。口腔ケアをすることで全身の大きな病気を予防することができます! 

 また、残存歯数が多ければ、食事の形態などを選ばずに何でも噛んで食べることができます。よく噛んで食事ができない高齢者は、何でも噛んで食べることができる高齢者よりも低栄養傾向の人が多いというデータもあります。

 

 

 

 

 

つまり、口腔ケアは食事を行う上での基本であり、重要なポイントであるといえます。

「最近、歯医者さん行ってないなぁ」という方、定期的な検診をおすすめします。

 

東京都葛飾区の奥戸いろは歯科・矯正歯科

管理栄養士 横田

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