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こんにちは。葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」です。

インプラント治療は、歯を失った際の選択肢として多くの人に選ばれている先進的な治療法です。見た目が自然で、噛む力もしっかり回復できるため、生活の質を大きく向上させるとされています。
しかし、治療に関心を持ちながらも「自分の年齢でインプラントができるのか?」と不安を感じている方も少なくありません。特に高齢の方にとっては、手術やその後のケアに対する懸念もあるでしょう。
そこで本記事では、インプラント治療には年齢制限があるのか解説します。年齢に関係なく、インプラント治療を受けるための条件や高齢になってから治療を受けるときの注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。一般的に、チタン製のインプラント体が使用され、顎の骨としっかり結合することで、自然な噛み心地や見た目の美しさを再現できます。
ブリッジや入れ歯と比較して周囲の歯への負担が少なく、しっかりと固定されるため、ズレたり外れたりする心配がありません。また、インプラントは適切なメンテナンスを行えば10年以上使用できることが多く、長期的な視点でも優れた選択肢です。
これらの利点から、多くの患者さんに選ばれている治療法といえます。

インプラント治療を考える際、多くの人が気になるのが「年齢によって治療を受けられないことがあるのか?」という点です。
基本的に、インプラント治療には明確な年齢の上限は設けられていません。実際に、70代や80代の方でも治療を受け、快適な生活を送っているケースは数多くあります。
年齢そのものが治療の可否を決めるわけではなく、大切なのは全身の健康状態や顎の骨の状態、そして口の中の清潔さです。
一方で、若すぎる年齢、特に10代のうちは顎の骨がまだ成長しているため、インプラントの位置が将来的にずれる可能性があります。そのため、成長期が終わるまでは治療を控えるのが一般的です。
高齢でも健康状態が安定していて、顎の骨がしっかりしていれば、インプラント治療を受けることは十分可能です。つまり、年齢よりも個人の身体の状態が重要な判断材料となります。

高齢者がインプラント治療を安全に受けるには、いくつかの大切な条件があります。これらを満たしていれば、年齢にかかわらず治療を受けられる可能性が高まります。ここでは、インプラント治療を受けるために必要な条件について解説します。
インプラント治療では、人工の歯をしっかり固定するために、顎の骨の中に金属の土台を埋め込みます。そのため、顎の骨に十分な厚みと高さがあり、しっかりしていることがとても大切です。
顎の骨が少なかったり、もろくなっていたりすると、インプラントが安定しないことがあります。
特に歯を失ってから長い時間が経っている場合、顎の骨がやせてしまうことが多くあります。そのようなときには、骨を増やす治療を行ってからインプラントを入れる方法もあります。
治療を始める前には、CTなどの検査で骨の状態をしっかり確認し、自分に合った方法を歯科医師と相談しながら決めていくことが大切です。
糖尿病や高血圧、心臓病などの持病がある方でも、インプラント治療を受けられる場合があります。
ただし、これらの病気がしっかり治療されていて、日常生活に大きな支障がないことが前提です。
たとえば糖尿病がコントロールされていないと、手術後の傷が治りにくくなったり、感染を起こしやすくなったりするリスクがあります。そのため、インプラント治療を考えるときは、かかりつけの内科医とも相談しながら、体調を安定させておくことがとても大切です。
インプラントは、お口の中の環境が良くないと長持ちしません。特にインプラント周囲炎(しゅういえん)という病気は、インプラントのまわりの歯ぐきや骨が炎症を起こす疾患で、せっかく入れたインプラントが抜け落ちる原因になります。
そのため、毎日丁寧に歯みがきをすることはもちろん、歯科医院で定期的にクリーニングやチェックを受けることが重要です。お口の中をいつも清潔に保つ習慣がある人ほど、インプラント治療の成功率が高くなります。
タバコを吸う習慣がある人は、インプラント治療がうまくいかないリスクが高くなることがわかっています。タバコに含まれる成分が血流を悪くし、傷の治りを遅らせたり、顎の骨とインプラント体が結合するのを妨げたりするためです。
また、インプラント治療後も、タバコを吸い続けると炎症が起こりやすくなり、インプラント周囲炎を発症するリスクも高まります。そのため、インプラント治療を検討している方には禁煙が推奨されるのです。
健康な体とお口の環境を整えることが、インプラント治療の成功のカギとなります。

高齢になってからインプラント治療を考える場合、若い世代と比べて体の状態や生活環境が異なるため、いくつか気をつけておきたいことがあります。ここでは、年齢を重ねた方が治療を受ける際に特に注意したいポイントをご紹介します。
年齢を重ねると、体の自然な回復力が少しずつ落ちてきます。そのため、インプラント手術を受けたあとの傷の治りが遅くなることがあります。とくに、体力が落ちている場合や持病がある場合には、回復に時間がかかることもあります。
その分、手術の前後には十分な休養をとったり、栄養のある食事を心がけたりすることが大切です。また、術後の経過をしっかり確認するために、定期的に歯科医院でチェックを受けることも忘れないようにしましょう。
高齢の方は、糖尿病や高血圧、骨粗しょう症など、さまざまな病気を持っていることが多くあります。これらの病気は、インプラント手術の成功に影響を与えることがあります。たとえば、骨粗しょう症の治療薬によっては、まれに顎の骨に問題が起こることがあるため注意が必要です。
そのため、インプラント治療を受ける前には、かかりつけの医師や歯科医師に現在の体調や服用している薬について正しく伝えることがとても重要です。事前の情報共有が、安心して治療を受けるための第一歩となります。
インプラント治療は、手術をしたら終わりではありません。その後も、インプラントを長持ちさせるためには、定期的に歯科医院でチェックやクリーニングを受ける必要があります。
しかし、高齢になると、足腰が弱くなったり、通院のための交通手段がなかったりして、歯科医院に通うことが難しくなることがあります。また、病気や介護などで外出が制限されることもあるでしょう。
そうした場合は、ご家族の協力や訪問歯科診療の利用を検討するのも一つの方法です。治療を始める前に、将来もきちんと通院できるかどうかを考えておくことが大切です。

インプラント治療は、見た目が自然でしっかり噛める歯を取り戻せる方法として、年齢を問わず多くの方に選ばれています。
高齢だからといって、必ずしも治療が受けられないわけではありません。実際には、体の状態やあ顎の骨の状態が整っていれば、70代・80代でもインプラント治療が可能です。
大切なのは、年齢よりもご自身の健康状態や生活習慣です。骨の量や全身の病気の有無、口の中の清潔さ、そして定期的な通院が続けられるかといった点を確認しながら、歯科医師と相談して治療の可否を判断していくことが大切です。
年齢が気になるからと治療をあきらめるのではなく、自分に合った方法を一緒に考えていくことで、より快適で健康的な毎日を手に入れることができるでしょう。
インプラント治療を検討されている方は、葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
患者様の口腔内の痛みや不安を解消するだけではなく、患者様の人生に笑顔を提供できるような仕事をすることを理念として日々診療しております。当院の診療ページはこちら、初診のネット予約も受け付けておりますので、ご活用ください。