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こんにちは。葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」です。

子どもの健康を守るために欠かせない習慣の1つが、毎日の歯磨きです。乳歯の時期から正しい歯磨き習慣を身につけることが、将来の歯の健康に大きな影響を与えるでしょう。
しかし、子どもは歯磨きを嫌がることが多く、どのようにサポートすればよいのか悩む保護者の方も少なくありません。
この記事では、子どもの歯磨きの開始時期や、歯磨きをするときの注意点、嫌がるときの対処法などをわかりやすく解説します。

乳歯が生え始めるのは生後5〜6か月頃が一般的ですが、この時期から口腔ケアを始めましょう。最初は、ガーゼなどを指に巻いて、赤ちゃんの歯や歯ぐきを優しく拭いてあげることから始めます。歯をきれいに磨くことではなく、歯磨きという行為に慣れさせることを目的に実施しましょう。
少しずつ歯が生えそろってくるので、徐々に歯ブラシでのケアに移行しましょう。歯ブラシを噛むお子さまも多いですが、少しずつ慣れさせていきます。歯ブラシでのケアに慣れてもらえるように関わることを意識してみてください。
3歳頃になると、子ども自身で歯磨きをできるようになってきます。保護者の行動に興味を持ちはじめる時期なので、自分から「やってみる」と伝えてくれることもあるかもしれません。
まだ一人で十分に汚れを落とすのは難しいので仕上げ磨きは必須ですが、自分で歯を磨くという習慣を身につけさせてあげましょう。3歳頃には、使用できる歯磨き粉も増えてくるので、フッ素配合のものを選択すると虫歯予防に効果的です。
なお、子どもが自分で歯磨きをきちんとできるようになるのは、小学校中学年頃(およそ11歳〜12歳)とされています。それまでは保護者による仕上げ磨きが必要です。
お子さまの自主性を尊重しながらも、仕上げ磨きを続けてあげましょう。仕上げ磨きをすることで、口内に残った食べかすやプラークを除去でき、むし歯だけでなく歯周病の予防にもつながります。

自分で歯をみがく習慣を身につけることは、とても大切です。
しかし、むし歯になりにくい口内環境をつくるためには、保護者の方のサポートが欠かせません。ここでは、子どもが歯磨きをすると気に注意することを解説します。
歯磨きの順番に決まりはありませんが、どこから磨くか決めておくと磨き残しを減らしやすくなります。例えば、上顎の右側、中央、左側、下顎の左側、中央、右側、というように、スムーズに磨きやすい順番を決めましょう。
歯磨きをするときに力を入れると、歯茎を傷つけて出血する場合があります。特に、子どもの歯茎は敏感なため、やさしい力加減で磨くことを心がけましょう。
歯磨きの際には、歯だけでなく、歯ぐきや舌、頬の内側などの状態も気にかけてあげましょう。虫歯の初期段階は白っぽく見えるので、よく観察すれば早期発見につながるかもしれません。
また、歯ぐきが赤く腫れていたり、出血したりしている場合は、歯肉炎のサインかもしれません。こうしたサインを見逃さず、早めに歯科医院で相談することが重要です。
奥歯の溝や歯と歯の間は、歯ブラシが届きにくい部分です。年齢にもよりますが、歯ブラシだけでは十分に汚れを落とせていないこともあります。特に、就寝中は唾液の分泌が少なくなり、虫歯になりやすい状態になるため、丁寧にケアをする必要があります。
奥歯の溝や歯と歯の間を磨くために、デンタルフロスや歯間ブラシの使用を推奨する場合があります。なお、デンタルフロスや歯間ブラシは、子どもが無理なく使えるようなサイズのものを選ぶ必要があります。

歯磨きは毎日行う必要があるので、子どもが嫌がると保護者の方もストレスを感じることもあるでしょう。「仕上げ磨きをやらせてくれない」「虫歯になるかもしれない」とお悩みの方は少なくありません。
以下では、子どもが歯磨きを嫌がるときの対処法をご紹介します。
仕上げ磨きを長時間行おうとすると、子どもが嫌がる原因になります。特に、子どもが疲れているときは、短時間で終わらせることを意識しましょう。
朝は下顎を重点的に、夜は上顎を重点的に磨くなど、きれいにするポイントを決めておくと、歯磨きの時間が長引きづらいでしょう。毎回全ての歯を完璧に磨こうとするとどうしても時間がかかるので、工夫しながら歯磨きするようにしてみてください。
毎日の歯磨きを続けるためには、ご褒美制度を取り入れるのもよいでしょう。カレンダーにシールを貼る、歯磨き後に好きな絵本を読むなど、楽しみがあると子どもはモチベーションが上がります。
「泣かれるけれど仕方がない」と無理に歯磨きをすると、さらにストレスが強くなり、歯ブラシを見ただけで嫌だと泣く可能性もあります。口腔ケアへの苦手意識が強くなり、歯科受診にも拒否感を示すようになるかもしれません。
無理に押さえつけて歯磨きをすることはせず、気持ちに寄り添いながら少しずつ慣れてもらうようにしましょう。
一緒に歯を磨く習慣をつけると、楽しんで歯磨きができるようになる可能性があるでしょう。保護者の歯磨きしている姿を子どもに見せることで、歯磨は日常の一部であると理解できます。
また、一緒に鏡を見ながら磨いたり、お互いの歯を磨きあったりすると、楽しく取り組めるようになるお子さまも少なくありません。

乳幼児期は口が小さく、大きく開かせようとすると歯磨きを嫌がる可能性もあるでしょう。そのため、口の中に無理なく収まるサイズの歯ブラシを選ぶことが重要です。
子どもの歯ブラシは、小さめのヘッドがよいでしょう。ヘッドが大きすぎると口の中で動かしにくく、磨き残しの原因になります。
また、ヘッドの薄さも意識すると良いでしょう。ヘッドに厚みがあると奥歯部分が磨きづらいので、お子さまの口のサイズに合った歯ブラシを選んであげてください。
歯ブラシの毛は硬さが異なり、子どもの口内環境によって使い分ける必要があります。基本的には、子どもの歯ブラシはやわらかめのものを選択することが推奨されます。やわらかい毛は、敏感な歯茎や生えたばかりの歯を傷つけることなく、効果的にプラークを除去できるためです。
ただし、毛がやわらかすぎると汚れを十分に取り除けない可能性もあるため注意しましょう。
子ども用の歯ブラシは、手のサイズに合った短めの柄が一般的です。1歳から3歳ごろであれば、太めで短い柄を選びましょう。4歳以上であれば少し長めの柄でも問題ありません。
子どもが歯磨きを楽しめるように、歯ブラシのデザインにも注目しましょう。キャラクターが描かれているものや色鮮やかなものを選ぶと、子どもが興味を持ち、歯磨きの時間を楽しめることがあります。
ドラッグストアなどに一緒に行って、好きなデザインのものを選ばせてあげるのも良いでしょう。

子どもの歯磨きは、乳児期から始めることが望ましいです。最初はガーゼで優しく拭ってケアをし、1歳を過ぎたら歯ブラシを使ったケアを取り入れましょう。子どもが自分で磨く際は、保護者が仕上げ磨きをすることで、むし歯や歯周病の予防につながります。
なお、子どもが歯磨きを嫌がる場合は短時間で行ったりご褒美を用意したりしましょう。
お子さまの歯磨きにお悩みの方は、葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
患者様の口腔内の痛みや不安を解消するだけではなく、患者様の人生に笑顔を提供できるような仕事をすることを理念として日々診療しております。当院の診療ページはこちら、初診のネット予約も受け付けておりますので、ご活用ください。