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こんにちは。葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」です。

MFT(口腔筋機能療法)をご存じでしょうか。「発音や舌の使い方に問題があるかも」と感じて受診し、MFTを行うと言われて不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
今回は、MFT(口腔筋機能療法)とは何か、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて解説していきます。治療の流れや費用もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

MFTは、口腔筋機能療法と呼ばれる治療法です。
口まわりや舌、あごの筋肉が正しく使われていなかったり、よくない癖があったりすると、歯並びや噛み合わせ、さらには発音や呼吸などにまで影響を及ぼすことがあります。MFTは、そうした口腔周囲筋の不適切な使い方を改善するために行われるトレーニングの総称です。
この療法の目的は、舌の正しい位置や動かし方を習得し、口を閉じた状態を保つ力や、飲み込み・呼吸の動作を正常に整えることにあります。たとえば、舌が常に前に出ていたり、口呼吸が習慣になっていたりすると、歯や顎に不自然な力がかかり、歯並びに悪影響を与える可能性があります。
MFTでは、専門的なトレーニングを通じて筋肉のバランスと機能を改善し、自然な口腔習慣を身につけることを目指します。特に、成長期の子どもに対しては、歯科矯正の効果を高めるための補助的な治療法としても注目されています。

ここでは、MFTを実践することで得られる主な効果について解説します。
MFTを行うことで、歯や顎の周囲にかかる筋肉の力が正しく調整されるようになります。その結果、歯に不要な圧力が加わりにくくなり、歯並びや噛み合わせの乱れを防ぐことができます。
とくに、歯列矯正の治療後には、舌や唇の使い方によって後戻りが起こる可能性も考えられます。しかし、MFTによって正しい筋肉の使い方を身につけておくことで、後戻りのリスクを抑えられるのです。
歯を支える筋肉と骨のバランスが整うことで、噛む力も均等にかかりやすくなり、長期的に安定した歯並びを維持しやすくなります。
舌や口の筋肉は、発音や飲み込みといった日常的な動作に欠かせません。これらの筋肉の使い方に偏りがあると、発音が不明瞭になったり、飲み込みがうまくできなかったりすることがあります。
MFTでは、舌の位置や動き、口唇の使い方などを正しく整えることで、こうした機能の改善が期待できます。舌が自然な位置に収まることで、発音がはっきりとし、話しやすくなるだけでなく、飲み込み動作もスムーズになります。
特に、お子さまの場合、発音の明瞭さは自信やコミュニケーション力にも関わるため、MFTによるサポートは大きな意味を持つといえるでしょう。
MFTの重要な効果のひとつに、鼻呼吸の習慣づけがあります。口呼吸が癖になっていると、口内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になることがあります。また、姿勢の悪化や睡眠の質の低下にもつながる可能性があります。
MFTでは、舌の位置や唇を閉じる力を整えることで、自然と口が閉じられた状態を保ち、鼻呼吸がしやすくなるようにします。呼吸が整うことで全身の健康にも良い影響を与え、集中力や睡眠の質の向上にもつながるでしょう。
顎の発達は、見た目だけでなく、噛む・飲む・話すといった基本的な機能にも深く関わっています。口呼吸が続いたり舌の位置が悪いまま成長したりすると、上顎が狭くなったり、噛み合わせがずれたりすることがあります。
MFTは、こうした日常的な癖を正すことで、顎の骨が本来の広がりを保ちやすくなり、顔全体のバランスも整いやすくなります。成長期の子どもにとっては、より自然で健康的な顔立ちへと導くサポートとなります。

MFTは多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点も存在します。特に気をつけておきたいのは、効果がすぐに現れないこと、継続的な努力が必要なこと、そして自己流での実践には限界があるという点です。
MFTは、筋肉の使い方や癖をゆっくりと修正していく治療法のため、即効性はありません。正しい舌や唇の動きを体に覚えさせるまでには一定の時間がかかります。そのため、始めてすぐに効果を実感できるケースは少なく、数か月は粘り強く続ける必要があります。
また、MFTの効果を実感するには、毎日継続してトレーニングを行うことが必要です。仕事や学校、家事などで忙しい生活の中では、トレーニングの時間を確保するのが難しくなることもあるかもしれませんが、ご自身に合ったやり方やタイミングで、無理のないペースで習慣にしていくことが重要です。
さらに、MFTのトレーニングは、専門的な知識に基づいた指導のもとで行わなければ十分な効果が得られません。自己流の方法では、口腔筋の正しい使い方が身につかないだけでなく、場合によっては筋肉のバランスを崩す恐れもあり得ます。
確実な成果を得るためには、歯科医師や歯科衛生士など、MFTの知識と経験を持つ専門家の指導を受けることが欠かせません。

MFTは、次のようなステップで進められます。
MFT(口腔筋機能療法)を始める際には、まず初回診察と評価が行われます。歯科医師や歯科衛生士が、口腔内の状態や筋肉の使い方、舌や唇の動き、嚥下や発音のクセなどを詳しく観察します。場合によっては、お口の写真や動画、模型などで記録を残し、現在の状態を客観的に把握します。
この評価に基づいて、それぞれの患者さまに合ったトレーニング内容や目標を設定します。日常生活でのクセや習慣、これまでの治療歴などについても丁寧にヒアリングし、無理なく続けられるプログラムを作成します。
診断結果をもとに、患者さま一人ひとりの症状や年齢、目標に合わせたオーダーメイドの治療計画が立てられます。治療期間や頻度、使用するトレーニング内容などを決めて、無理なく継続できるように工夫します。
歯科医師の指示のもとでMFTを開始します。最初のステップとして、管理栄養士や歯科衛生士などのスタッフが、噛む・飲み込む・話すといった日常動作についてのトレーニングを指導します。
トレーニングは一人ひとりの習癖や症状に応じた内容で構成されており、舌の動かし方や正しい姿勢、呼吸法なども含まれます。初回の指導では、自宅でも継続できるようにわかりやすく丁寧に説明するのが一般的です。
MFTは一度行って終わりというものではなく、定期的に通院して経過を確認しながら進めていく必要があります。トレーニングの成果をチェックし、必要に応じて内容を見直していくことで、効率よく効果を高められるでしょう。
特に、子どもの場合、成長のスピードや生活習慣の変化によって口腔内の状態が変わることもあるため、定期的なフォローが欠かせません。
一定期間トレーニングを続けると、舌や口周りの筋肉の使い方が無意識のうちに正しくできるようになっていきます。習った動作が安定してできるようになった段階で、MFTを終了します。
しかし、元の癖に戻らないようにするためには、継続的な意識づけが大切です。治療終了後も、歯科医院で定期的に経過を確認することで、良い状態を保てるでしょう。また、必要に応じてトレーニングを再開することもあります。

MFTは基本的に自費診療になるため、費用は歯科医院や通院頻度、プログラムの内容によって異なります。一般的な相場としては、1回のトレーニングにつき3,000円〜1万円程度でしょう。
歯列矯正とあわせてMFTを行う場合は、矯正治療の費用に含まれていることもあります。治療を始める前に、費用の総額や支払い方法についてしっかりと確認しておくことが大切です。

MFT(口腔筋機能療法)は、舌や口唇、あごの筋肉を正しく使えるように導くトレーニングです。歯並びや噛み合わせの改善・予防、発音や飲み込みのスムーズさ、鼻呼吸の定着など、さまざまな面での効果が期待できます。
MFT(口腔筋機能療法)を検討されている方は、葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の口腔内の痛みや不安を解消するだけではなく、患者様の人生に笑顔を提供できる仕事をすることを理念に日々診療しております。当院の診療ページはこちら、初診のネット予約も受け付けておりますので、ご活用ください。