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こんにちは!
葛飾区の奥戸いろは歯科・矯正歯科管理栄養士🥗の横田です🌸
先月から更新している「歯」と「栄養」に焦点を当てた記事を今月も書いていきます!よろしくお願いします⭐️
今回は、子どもの好き嫌いをなくすには?について取り上げます。
「せっかく手間をかけて作ったのに子どもが食べてくれない!」という経験をした親御さんは少なくないでしょう。
食べる前から「キライ!」とそっぽを向かれてしまうことも多々…。親御さんにも好き嫌いがある方もいるかもしれません。
そもそも、食べ物の好き嫌いをなぜしてしまうのでしょうか?
好き嫌いは、子どもの時期の食経験が大きく関与しているといわれています。好き嫌いをする要因は様々ですが、代表的なものを紹介します。
また、改善するための取り組みも合わせて紹介します。
1.生きるための防御反応
苦味や酸味のある食べ物を嫌う子どもは多いでしょう。これは、ヒトが持って生まれた防御反応なのです。一般的にこれらの味のする食物は毒・腐敗していると判断します。子どもの好む甘みの強いものは、エネルギー源となるため、本能的に欲するのです。
野菜🥕🥦や酢の物を苦手にする子どもが多いのはこの為です。特に子どもの味覚は大人よりも鋭いので、大人に比べその反応が顕著になるのです。
2.見た目のイメージ
1の防御反応の食経験で「キライ!マズイ!」という印象が残るとそれに似た形態や色の食べ物に苦手意識が生まれます。例えば、ぼうれんそうを食べて苦手意識を持った子どもは、食べたことのない小松菜にも同じ印象を持ちます。
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3.ネガティブな環境の経験
ご家庭や学校の給食など食事をする場で、誰しも「残さず食べて!」「野菜も食べなさい!」と叱られた・叱った経験があると思います。
この経験をネガティブなものとして記憶し、“嫌いな食べ物”となることがあります。無理やり食べさせたり、叱ることはこの経験を増やすこととなり、根本的な改善には繋がりません。また、好きなものばかり与えるのも栄養学的にNGといえます。
どうすれば好き嫌いを減らすことができるのか?
ここまで好き嫌いをしてしまう要因を紹介してきました。
それでは、どのようにすれば好き嫌いを減らす(なくす)ことができるのでしょうか?
答えは1つではなく、実践したからといって、必ず改善するというものではありませんが、お子さんと楽しみながら向き合っていきましょう!
1.食事の形態を変える
苦手・キライという意識を作ったメニューを避け、同じ食材を用いつつ、子どもの好きなメニューにアレンジするというものです。アレンジしたメニューを食べることができれば、徐々にキライという意識も薄れ、「食べることができた」という自信に繋がるでしょう。
特に食材の色や形を思い起こさせないメニューが理想と言えます。
2.ポジティブな環境の経験
上記の「ネガティブな環境の経験」に対して、楽しく・和気藹々とした環境を経験することで、子どもが嫌いな食品に持っている悪いイメージを払拭できるというものです。親御さんや友達が自分の苦手な食材を笑顔で楽しく食べる姿を見れば、その食材に対しての印象が変わるでしょう。
3.食材選びや調理に参加してもらう
一緒にスーパーに行き食材を選んでもらったり、調理を手伝ってもらったりすると調理前の色や形を理解してもらえるだけでなく、自分が選んだ・作ったという達成感や満足感を得ることができ、苦手意識が薄れるというものです。親御さんとお子さんのコミュニケーションを増やすきっかけにもなります。
⭐︎まとめ⭐︎
お子さんが好き嫌いをすることは、上記の理由から当たり前のことと言えます。焦らず、お子さんのペースに合わせて取り組むことで改善が見込めるでしょう。
管理栄養士 横田