唾液検査の結果をもとに、みなさんの普段の食事習慣やオーラルケアに関するアドバイスを行っています。予防のためにもご自身の口腔内の環境を把握する事はとても重要です。
唾液の役割
唾液はとても大切
唾液と聞くと、「つば」という言葉を連想してしまう方が多いでしょうか。
または小学生の頃に、ご飯に含まれるデンプンを分解して麦芽糖に変える働きがあると、習ったことを思い出すでしょうか。
そんな唾液ですが、皆さんが思う以上に、多くの、そして重要な役割を担っています。
主な役割として、以下のものが挙げられます。
- 食べかすなどを洗い流す
- お口の中に潤いを与え、粘膜を保護する
- デンプンを分解し、消化しやすくする
- 抗菌成分により細菌増殖を抑制する
- 虫歯になりやすい酸性環境を中和する
- 歯の表面を再石灰化する
正確にはもっと難しい言葉で表現され、これ以外にも多くの作用が挙げられます。
もしもお口の中から、唾液がなくなってしまったら？と想像すると分かりやすいかもしれません。
鼻炎薬などにより口が渇いた経験のある方は多いでしょう。口が渇いた状態が続くのはとても辛いものです。
唾液検査の特徴
見た目でわからない事が測定出来ます！
歯と歯ぐきの健康、口腔内の清潔度がわかります！
（むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニア）を測定し、結果シートで虫歯、歯周病、口臭のリスクと口腔内の状況が一目でわかります。自分にあったセルフケアをご提案出来ます。試験紙に試料を滴下して５分で結果が得られます。口腔内トラブルに関係が深い６つの項目を同時測定することが出来ます。測定結果を紙面に印刷してお渡ししています。。
ご自身では、自覚しづらい口腔内の状態を客館的なデータを通じて把握することが出来ますので最適な治療へのデータにさせていただくのと１人１人にあった予防治療へのご提案もさせていただいております。今後の歯の健康を維持するための治療方針などに役立てることができます。・見た目ではわからないことが測定できます。・歯と歯茎の健康、お口の清潔度が分かります。・患者様に合ったセルフケアをご提案できます。口の中がねばつく、口臭が気になる、お口が乾きやすい、歯磨きしているのに虫歯になる、歯を健康に保ちたい…そんな方にオススメです。
唾液検査
何を検査するのか
多くの役割を担う唾液ですが、その性質は一人ひとり異なります。
唾液の分泌量、成分、細菌叢(口腔内に棲息している細菌の種類や数)など、様々な要素により性質が決定されます。
唾液の性質が異なると、虫歯や歯周病のリスクも異なってきます。
唾液検査を受けていただき、患者様自身の唾液の性質を知ることで、一人ひとりに適した予防方法を見いだすことに繋がります。
唾液の性質があまり良くなかったら・・・
唾液検査の結果から、虫歯や歯周病のリスクが高いと判断されても、すぐに虫歯や歯周病に罹ってしまうというものではありません。
唾液検査の結果で一喜一憂するのではなく、性質を知った上で最適な予防方法を考えていくことが大切です。
お食事や間食、よく口にする飲み物などといった食生活、歯磨きの頻度や方法などといった口腔清掃などを見直していくことが予防において重要になってきます。
是非、検査を受けてみられてはいかがでしょうか？