奥戸いろは歯科・矯正歯科

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治療してもすぐ虫歯になる原因とは?対策も解説

こんにちは。葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」です。

虫歯のイメージ

歯医者でしっかり治療を受けたはずなのに、しばらくするとまた同じ場所に虫歯ができてしまったという経験をされた方は少なくありません。「ちゃんと治したのに、なぜまた虫歯に?」と疑問に思うのも当然です。

しかし、虫歯の再発にはいくつかの原因があり、実は治療後のケアや生活習慣が深く関係しています。虫歯は治療さえすれば終わりではなく、再発しやすい病気のひとつでもあるのです。

今回は、なぜ虫歯が再発してしまうのか解説します。再発を防ぐために知っておきたいポイントもご紹介しますので、虫歯の再発を防ぎたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

治療してもすぐ虫歯になるのはどうして?

治療してもすぐ虫歯になるのはどうしてか疑問に思う女性

はじめに、治療してもすぐ虫歯になるのはどうしてか解説します。

治療箇所の周囲にプラークがたまりやすい

虫歯を治療したあとでも、詰め物や被せ物の周囲にはプラーク(歯垢)が溜まりやすい傾向があります。わずかな段差や隙間があると、そこに食べかすや細菌が集まりやすくなり、再び虫歯が発生する原因となります。特に歯と詰め物の境目は注意が必要です。

治療後のセルフケアが不十分

虫歯の治療後に油断してしまい、歯みがきの質が低下したり、甘いものを摂る頻度が増えたりすると、口内環境が再び悪化します。治療しても原因が改善されなければ、また虫歯になるのは当然の結果です。再発を防ぐためには、治療後の生活習慣の見直しが不可欠です。

もともとの虫歯リスクが高い

もともと虫歯になりやすい体質の方もいます。たとえば、唾液の分泌量が少ない、歯の質が弱い、歯並びが悪くて磨き残しが多いといった要素が重なると、どれだけ丁寧に治療を行っても再発しやすくなります。

定期検診を受けていない

治療後に歯科医院での定期検診を受けていない場合、再発の兆候を見逃してしまうことがあります。虫歯が再発することを二次カリエスといい、初期段階では痛みがなく、本人も気づかないまま進行するため、プロによる早期発見が重要です。

治療が終わったあとも定期的にメンテナンスを受けることが、虫歯の再発を防ぐための基本となります。

虫歯の再発を防ぐための方法

デンタルフロスと歯間ブラシ

虫歯の再発を防ぐためには、ふだんからしっかりとケアを行うと同時に、歯科医院で検診を受けることが大切です。ここでは、虫歯の再発を防ぐ方法について解説します。

正しい歯みがき習慣の徹底

虫歯の再発を防ぐうえで、最も基本でありながら最も重要なのが、日々の歯みがきです。ポイントは時間をかけることよりも、正しい方法で磨くことです。

特に治療した部分の周囲や歯と歯の間はプラークが溜まりやすいため、意識的に磨く必要があります。毛先の細い歯ブラシやタフトブラシなどを活用すると、細かい部分までしっかり清掃できます。

フロスや歯間ブラシの併用

歯ブラシだけでは落としきれない汚れを取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを毎日の習慣に取り入れることが推奨されます。特に詰め物や被せ物のある歯は、隙間に汚れが溜まりやすいため、フロスでのケアが効果的です。

最初は面倒に感じるかもしれませんが、習慣化することで虫歯の予防につながります。

食生活の見直し

砂糖を多く含む飲食物の摂取頻度が高いと、口腔内の酸性状態が長く続き、歯が溶けやすくなります。虫歯の再発を防ぐためには、甘いお菓子や清涼飲料水を控えるとともに、だらだら食べを避けることが大切です。

また、キシリトールガムやフッ素入りの歯みがき粉など、虫歯予防に効果的なアイテムを取り入れることも推奨されます。

定期的な歯科受診とプロケア

どれだけ自宅でのケアを徹底しても、すべての汚れを落とすことはできません。定期的に歯科医院で専門的なクリーニングを受けることで、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを除去でき、虫歯の再発予防につながります。

また、定期的に歯科医院で検診を受けていれば、万が一、虫歯が再発していても重症化する前に対処できるでしょう。

再発した虫歯の治療法

歯医者で虫歯の治療をしてもらう女の子

以下に、再発した虫歯の治療法について解説します。

二次カリエスの発見と診断

再発した虫歯、特に二次カリエスは、詰め物や被せ物の下で進行するため、見た目ではわかりにくいことがあります。歯科医院では、レントゲンや口腔内スキャナーなどの検査を通じて、内部で進行している虫歯を正確に診断します。

早期に発見できれば、最小限の処置で済むこともあります。

詰め物・被せ物の除去と再治療

虫歯の再発が確認された場合は、既存の詰め物や被せ物を一度除去し、虫歯に感染している部分を丁寧に削る必要があります。虫歯が深く進行していなければ、再度レジン充填や新しいインレーで対応可能ですが、削る範囲が広い場合にはクラウンを装着します。

神経への感染がある場合は根管治療

虫歯が神経に達している、または以前に神経を除去した歯で再感染が起きている場合には、根管治療(再根管治療)が必要です。以前の薬剤や詰め物をすべて取り除き、根の中を清掃・消毒し直すことで、再感染のリスクを抑えます。

ただし、再治療は通常の根管治療よりも難易度が高く、専門性の高い治療を必要とすることがあります。

詰め物・被せ物の素材の見直し

再発を繰り返す場合、詰め物や被せ物の素材を見直すことも検討しましょう。保険診療で使われるプラスチック系の材料は経年劣化しやすく、隙間ができやすい傾向があります。

一方で、セラミックは天然歯との適合性が高く、再発リスクを低減できるため、自費診療でも価値のある選択肢です。

虫歯が再発することで及ぼす影響

虫歯で歯が痛い男性の口元

ここでは、虫歯が再発することで及ぼす影響について解説します。

歯の寿命が縮まる

虫歯が再発すると治療を繰り返すことになり、その都度、歯を削る量が増えていきます。歯は一度削ると元に戻らないため、再発を重ねるごとに歯の構造が弱くなり、最終的には抜歯に至るリスクが高まります。つまり、再発は歯の寿命を大きく縮めることにつながるのです。

痛みや腫れなどの症状が起こりやすい

初期の虫歯では自覚症状がないこともありますが、進行すると激しい痛みや歯茎の腫れ、膿の排出などの急性症状が現れることがあります。こうした症状は日常生活に支障をきたし、食事や睡眠にも悪影響を与えることになります。

治療が複雑化・長期化しやすい

再発した虫歯は、神経に達していることも多く、通常の虫歯治療では済まなくなることがあります。根管治療が必要になると、治療期間も費用も大幅に増える可能性があります。

身体全体への悪影響のリスク

虫歯が再発することで、口腔内の炎症が全身へ悪影響を及ぼすこともあります。特に歯の根の感染が血流を通じて広がると、心臓病や糖尿病の悪化を引き起こす可能性があるため、再発を防ぐことが大切なのです。

精神的ストレスの増加

再発を繰り返すことで「また虫歯になってしまった」というストレスや自己嫌悪を感じる方も少なくありません。さらに、痛みや治療への不安、通院の負担も積み重なり、心理的な負担が大きくなる傾向があります。

まとめ

笑顔の家族

虫歯は一度治療したからといって安心できるものではなく、再発するリスクが非常に高い疾患です。特に詰め物や被せ物の周囲は汚れが溜まりやすく、セルフケアや定期検診を怠ることで、知らぬ間に再び虫歯が進行してしまうことがあります。

虫歯を繰り返さないためには、治療後の生活習慣の見直しや丁寧な歯みがき、歯科医院でのプロフェッショナルケアが欠かせません。治療後も口腔内を健康に保つ意識を持ち続けることが、再発を防ぐ最大のポイントといえるでしょう。

虫歯の症状にお悩みの方は、葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

患者様の口腔内の痛みや不安を解消するだけではなく、患者様の人生に笑顔を提供できるような仕事をすることを理念として日々診療しております。

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