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こんにちは。葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」です。

毎日歯磨きをしているのに、なぜか口の中がスッキリしない、口臭が気になるといった経験はありませんか。実は、日々のセルフケアだけでは取り除けない汚れが、少しずつ蓄積している可能性があります。そうした汚れを専門的に除去するのが、歯のクリーニングです。
歯科医院で行われる歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防し、見た目にも清潔感のある口元を保つために欠かせないケアのひとつです。
今回は、歯のクリーニングの基本や得られるメリット、実際の流れ、受ける際の注意点、さらに気になる費用まで詳しく解説します。

歯のクリーニングとは、歯科医院で専用の器具や技術を用いて、歯に付着した歯垢や歯石、着色汚れを取り除く処置のことを指します。
歯垢は細菌のかたまりで、時間が経つと硬化して歯石になります。これらは通常の歯磨きでは完全に除去することができず、放置すると虫歯や歯周病の原因になります。
クリーニングは、歯の健康を保つためだけでなく、見た目の清潔感を高める効果もあります。また、健康保険の適用となる治療目的のクリーニングと、見た目を重視した自費診療のクリーニングがあり、目的に応じて使い分けることができます。
定期的にプロフェッショナルケアを受けることが、健やかな口腔環境を保つ鍵となります。

歯のクリーニングを受けることで、見た目の美しさだけでなく、健康面でも多くの利点があります。以下に詳しく解説します。
歯の表面や歯と歯ぐきの間にたまった歯垢には、虫歯や歯周病の原因となる細菌が多く含まれています。これらは自宅での歯磨きだけでは完全に落とすことが難しく、放置すればするほどリスクが高まります。
歯科医院でのクリーニングによって、こうした汚れを専門的に除去することで、口腔内の細菌の数を減らし、虫歯や歯周病の予防につなげることができます。特に歯周病は自覚症状が出にくいため、早期からのケアが重要です。
口臭の主な原因は、口の中に残った歯垢に含まれる細菌が発するガスです。特に歯と歯ぐきの間や舌の表面に細菌がたまりやすく、時間が経つと不快なにおいが発生します。
歯のクリーニングを受けることで、こうした汚れをしっかり取り除くことができ、口臭の元となる原因を軽減できます。清潔な口腔環境を保つことは、口臭対策の第一歩です。自分では気づきにくい口臭の予防として、定期的なクリーニングは非常に効果的です。
日常的に摂取するコーヒーやお茶、赤ワインなどの飲み物、また喫煙によって、歯には徐々に着色汚れが付着します。これらの汚れは通常の歯磨きでは取り除きにくく、黄ばみやくすみの原因になります。
歯のクリーニングでは、これらの着色を効果的に除去することができ、歯本来の自然な白さを取り戻すことが可能です。見た目が明るく清潔になることで、笑顔にも自信が持てるようになります。
歯のクリーニングを受けることで、自分の口の中の状態を客観的に知るきっかけになります。
歯科衛生士から磨き残しが多い部位や正しいブラッシング方法について具体的な指導を受けることで、日々のケアに対する意識が自然と高まります。また、定期的に通院することで、歯を守る意識が習慣として身につきやすくなります。

実際に歯科医院でクリーニングを受ける際の一般的な流れについてご紹介します。
クリーニングの前には、歯科医師や歯科衛生士による口腔内のチェックが行われます。虫歯や歯周病の有無、歯石のつき具合などを確認し、適切な処置方法を判断します。加えて、患者さんの悩みや希望を聞き取り、必要に応じてケアプランを立てます。
過去の治療歴や現在の体調についても確認されるため、気になることがあればこの段階でしっかり相談しましょう。
スケーラーという専用の器具を使って歯垢や歯石を除去するスケーリングが行われます。
歯と歯ぐきの間、歯の裏側などに付着した汚れを丁寧に取り除き、細菌の温床となる部分をきれいにします。手用のスケーラーに加え、超音波スケーラーを使うことで効率よく処置を進めることができ、ほとんどの場合、痛みもありません。
スケーリングのあとは、歯の表面を滑らかに整えるポリッシングを行います。専用のブラシやゴム製カップに研磨剤をつけて、歯の表面の微細な汚れや着色を除去します。この処置によって歯がツルツルになり、汚れがつきにくくなる効果もあります。
ポリッシングのあとに行われることが多いのがフッ素塗布です。フッ素には、歯の再石灰化を促進し、虫歯に対する抵抗力を高める働きがあります。特に虫歯になりやすい人や、エナメル質が弱い子ども、シニア世代には効果的な処置とされています。
フッ素を塗布したあとは、一定時間の飲食制限があるため、注意点を守ることが大切です。
最後に、自宅での歯磨きの仕方やフロスの使い方など、日常の口腔ケアに関するアドバイスが行われます。クリーニングで得られた清潔な状態を維持するためには、毎日のセルフケアが欠かせません。
歯科衛生士が患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、正しいブラッシング方法を教えてくれるため、自宅でのセルフケアの質が向上します。これによって、自宅でのケアで虫歯や歯周病になりにくい口腔内の環境に整えることができます。

歯のクリーニングには多くのメリットがありますが、いくつか注意しておくべき点も存在します。
クリーニングのあとには知覚過敏の症状が現れることがあります。これは歯石が除去されたことで、それまで覆われていた歯の根元部分が露出し、冷たいものや風などに敏感になるためです。
通常は数日で自然に落ち着きますが、痛みが強い場合や長く続く場合は、歯科医院で相談しましょう。
クリーニング直後の歯は、着色しやすい状態になっています。そのため、施術後24時間程度は、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物は控えることが推奨されます。また、喫煙も再び歯に汚れを付ける原因になるため、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
せっかくきれいになった歯を長く保つためにも、日常の食習慣には注意が必要です。
クリーニングを受けたからといって、その効果が永続的に続くわけではありません。毎日の歯磨きを怠ると、すぐにまた歯垢や歯石がたまってしまいます。歯科医院での専門的なケアと、自宅での丁寧なセルフケアを両立させることが、長期的な口腔の健康を維持する鍵です。

歯周病治療を目的としたクリーニングは健康保険が適用されるため、安価で受けることが可能です。初診料を含めても3,000円〜5,000円程度で済むケースが多く、定期的に通院する人も少なくありません。
一方で、審美目的のクリーニングは自費診療となります。費用は歯科医院によって異なりますが、1回あたり5,000円〜1万5,000円程度が一般的です。使用する機器やサービス内容によっても差が出るため、事前に確認しましょう。

歯のクリーニングは、単に歯をきれいに見せるための施術ではなく、虫歯や歯周病の予防、口臭の改善、健康的な口元の維持に役立つ大切なケアです。
定期的に歯科医院でプロのケアを受けることで、自分では気づきにくい汚れを除去し、口腔内の環境をリセットできます。また、クリーニングを通じて、日々のセルフケアへの意識も高まり、歯の健康寿命を延ばすことにもつながります。
費用や注意点を理解したうえで、継続的にクリーニングを取り入れていくことが、将来のトラブルを未然に防ぐ鍵となります。
お口の健康を守りたいとお考えの方は、葛飾区奥戸、京成押上線「京成立石駅」より徒歩10分にある歯医者「奥戸いろは歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
患者様の口腔内の痛みや不安を解消するだけではなく、患者様の人生に笑顔を提供できるような仕事をすることを理念として日々診療しております。当院の診療ページはこちら、初診のネット予約も受け付けておりますので、ご活用ください。